コロナが落ち着いたらどこに行こうかな~とワクワクしているけどやっぱり海外はスリが多いと聞くし不安がいっぱい という方も多いのではないでしょうか。
コロナで観光客が来なくなり収入減で困っているだろうスリの皆さんも今か今かと私たちが来るのを待ちわびていることと思います。
そんな不安な皆さんへ、この記事は海外旅行添乗員がお客様に実際ご案内している主にスリ・窃盗への対策をお伝えします。
対策をしっかりすることで安心して観光を楽しむことに専念できますのでぜひご覧いただき実践してもらえたらと思います。
それでは順番に見ていきましょう!
必ず用意するもの
服の中で貴重品を管理するホルダー
よくトラベル用品売り場で見かける貴重品袋です。
これに入れていたものをとられた方はまだ会ったことがありません。
巨大な武装組織に連れ去られて大事件に巻き込まれるなんてことがない限り大丈夫でしょう。
首から下げるタイプやおなかに巻くタイプがありますが、私のおすすめはおなかに巻くタイプで更にはトラベル用品ではなくスポーツ用品のもの。
( 首から下げるタイプは肩がこるのと縦長の形が多いので出し入れがしにくいように思います。)
ランニングやウォーキングする方向けの小さ体に密着させるタイプのポーチは伸縮性にとみ、汗をかいたら洗えてすぐ乾くので大変使いやすいです。
パスポート、Eチケットの控え、その日は使わないだろう多額の紙幣に、免許証・キャッシュカード・保険証等海外では使わないだろうけど持ってきたカード類を小さいビニール袋に入れてポーチに入れておき、肌着と洋服の間に装着します。
間違っても外から直接見える所には巻かないようにして下さいね。
またビニール袋に入れないと夏場は汗でしわくちゃになるのでご注意下さい。。。
カード数枚と小銭、紙幣の入る財布またはポーチ
日本で使っている財布はカードや診察券がたくさん入っていて重い方が多いです。
そんなお財布は日本置いてきて別の財布やポーチを用意しましょう。
100均の紙幣サイズのペンケースや二つ折くらいの財布がおすすめです。
その財布には小銭と今日使うだろう紙幣とクレジットカード1、2枚のみ入れておきます。
それ以外は貴重品ホルダーに入れて服の中で管理することで、もしもスリに遭ってしまっても被害を最小限に抑えることが出来ます。
間違ってもお財布に両替したお金全てを入れないで下さいね。
またクレジットカードは盗難にあったら止める必要があるのでカード会社とカード番号を把握しておくとスムーズに止めて被害をくい止めることができます。
人が多い所で注意すること
バッグは前に、チャックは上から手で握る
バッグは背中の方にしていると気が付かないうちに開けられてしまいます。
体の前の方にして、電車やバスに乗り降りする際や列に並ぶ時、エレベーターの中など本当に人が多い所ではチャックは上から手で握るくらいが良いです。
『私は気を付けています』ということを行動で示すことでスリの標的にならずに済みます。
スリに『この人から盗るのは簡単そう』と思われてしまわないようにしっかりアピールしましょう。
こんな所で狙われてます
バスや電車の出入り口
乗り物の出入り口付近は常に混雑していてスリが仕事をし易い環境です。
ヨーロッパのメトロではスリの集団がわざと1つの入り口にかたまり混雑を作りあげスリをしようとしているのを何度も見かけました。
乗り込んだら出入り口から遠い奥へ進み落ち着くようにしましょう。
レストラン&カフェ
レストランやカフェの席で食事や休憩をして次はどこに行こうか考えたりすのは旅の中でもちょっとほっとできるし、観光とはまた違ってそれも楽しい時間ですよね。
でもそんな時もバックや貴重品には気をつけて下さいね。
スマートフォンやカメラをテーブルに置いておくと目の前にあってもいつの間にかなくなったという話をよく聞きます。
使ったら必ずバッグの中にしまって、バッグは椅子の上ではなく膝の上で管理するのがおすすめです。。
ホテルのロビー&朝食会場
ホテルのロビーはスリであろうと誰でも入って来れる場所です。
手回り品からは目を離さないようにしましょう。
朝食会場も被害の話をよく聞きます。
バイキング形式がほとんどなので席をとるためにカードキーやバッグ、携帯電話などを置いておく方がいますが絶対に止めてください。
無くなります。
席をとる時は先にジュースをとって席に置いたり、無くなっても悲しくないハンカチ等を置くようにすると良いです。
海外では自分の体から離れたものは途端にみんなのものになりますので、そのつもりで貴重品は肌身離さず管理するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事ではごくごく基本的なところをあげましたがコレをおさえておくだけで被害をぐっと減らすことが出来ますので是非実践していただき安全安心に素敵な旅に出発していただけたらと思います!
それでは良い旅を♪