旅行の楽しみの一つ お土産ですが
『どれもこれも素敵すぎて選べない』
『せっかくならその土地らしいものがいいけどよくわからない』
『ちゃんと選んで買わなくちゃというのが逆にストレスになってしまう』
なんて困ってしまうこと ありませんか?
特にフランスは目移りするものがたくさんある上に、海外旅行初心者の方やハネムーンの方も多く行かれる国です。
友達ではなく目上の方へのお土産なんてものも必要かもしれません。
この記事ではお酒を飲んで美味しいものを食べるのが大好きな添乗員がフランスで買うべきおすすめ土産を紹介します。
日本では高くて現地ではリーズナブルに手に入る、グルメなお酒好きさんが喜ぶお土産ばかりですのでぜひ最後までご覧いただきお土産候補選びにお役立ていただければと思います。
それでは順番に見ていきましょう!
現地だと安くて美味しいおすすめ土産
バター
『ECHIRE エシレ』のバターは聞いたことある方も多いのではないでしょうか?
日本でも有名な発酵バターです。このバターも大変美味しいですが酒飲み添乗員のおすすめはグランフェルマージュというブランドラインの『Sel de Mer セルドゥメール』というバターです。
正確にはセルドゥメールは商品名ではなく、いくつか種類があるうちのオーソドックスな『クリスタルの海塩の入っているバター』という説明書きの部分です。
でもこれが大きく書いてあるのでそれで探せば見つかります。
塩の粒がしっかり入ってるつまみになる罪なバターです♡
日本では成城石井で1800円、アマゾンで送料込みで2200円くらいで見かけました。
これがフランスのスーパーでは250グラムが2ユーロちょっとで売っています。
最高です。
私は真夏以外はいつも買って帰ります。
バターは液体扱いなので必ず飛行機に預けるスーツケースの方に
入れてくださいね。
これから紹介するチーズ、パテ、ペースト、缶詰も液体扱い
なので手荷物にすると持って帰れないのでご注意下さい!
また劣化を心配される方もいますが、日本に着いて家に帰るころには多少柔らかくなっていて風味は若干落ちるかもしれませんが発酵バターですので腐りはしません。
また飛行機が飛んでる間はスーツケースは冷たい所にあるのでさほど心配しなくても大丈夫です。
家に着いたら1つは冷蔵、その他は冷凍して保管がおすすめです。
チーズ
フレッシュなタイプのチーズはわりと香りが強いので常温になると余計にスーツケースの中の匂い移りが心配ということでハードタイプをおすすめします。
- ミモレット オレンジ色のチーズ
- コンテ スイス国境付近の山のチーズ フランス国内での消費量も多い
特にこの2つは12か月や18カ月といった長期熟成させたものがあり日本で買うととても高価なのでワイン好きな方へのお土産でワインはハードルが高い&重いので気軽なお土産として良いかと思います。
また番外編でハードタイプではないのですが『Mont d’Or モンドール』というチーズはスイス国境の山で作られていて秋から冬に出回ります。
エセピアというモミの木の木箱に入っていて見た目も可愛く、出立ての秋はやや穏やかな味わいで冬の終わりになると熟成されるウォッシュタイプです。
冬のものを少し常温に出してから中をスプーンですくって食べると美味しく、日本では高いし手に入りにくいのでおすすめです。
パン
え、パン?って方もいるかもしれないのですが、、、
ここでおすすめするのはパンはパンでも
『Poilane ポワラーヌ』のパンドカンパーニュです。
少し酸味を感じる田舎パンで、薄くスライスしてトースターで焼いてバターやクリームチーズを乗せるといい感じ。
日本では日本橋高島屋の輸入食材店が週に一回パリから空輸していて1/4サイズで1800円、一個丸々のホールで7000円します。
た、高い。。。
でもパリで買えばホールがだいだい11ユーロ、重さで値段が変わります。(ホールで2キロあります。)
パリ市内に4店舗あり、中心部のスーパーやデパートの食料品売り場でも1/4サイズでスライスしたものを見かけるのでぜひ。ちなみにポワラーヌのクッキーも素朴で美味しいです。
パテ
パテは豚、カモ、アヒル、フォアグラ、ウサギなど色々あります。
日本は肉の加工品の持ち込みに制限をかけていますが、常温で1年以上保存できるびん又は缶に入ったものは持ち込めますのでご安心下さい。
少し重たいですが漏れたり壊れたり匂ったりしないので気軽にスーツケースに詰められて日本に帰ってからもオードブルやおつまみにさっと使えて、美味しくおしゃれなお土産です。
塩
ある添乗員が言った格言があります。
『塩をもらって困る人なし』
何を渡したらいいか迷ったら塩です。
そしてフランスは塩も美味しく有名です。
フランス南部プロバンスの 『Camargueカマルグ』
フランス西部ブルターニュの『Guerandeゲランド』
トリュフやスパイスで香りが付いたものやミルに入ったものなど種類も豊富にあります。
缶詰のスープ
重いのですが美味しいです。
定番の濃厚なオマールエビのビスクもいいですが、Cassoulet カスレもおすすめです。
カスレはフランス南西部ラングドック地方で特に有名な白いんげん豆とベーコンやソーセージと豚やカモのコンフィをじっくり煮込んだ料理です。
帰国してからも手軽にしっかりとしたフランス郷土料理を楽しめます。
ワインとの相性もばっちり。
ワイン
お酒は日本への持ち込み量に制限があります。
1本760mlのものを3本までが無税、それを超えると1本当たりワインですと200円くらい税金がかかります。
スーツケースの重さ的にそこまで買う方は少ないと思いますが念のため覚えておきましょう。
そしてワインは種類が多くて選ぶのが難しいですよね。
でもやはり日本で買うより安いことが多いです。
ちょっと素敵なワインを予め日本のワインショップでリサーチしておき現地でかうのが一番確実です。
私は以前ホテルのバーで働いていて、そこで扱っていて好きだったワインがリーズナブルに売っていると嬉しくて買います。
ワインは好みがあるのでおすすめを1つ挙げるのは大変難しいですが、ホテルバーで扱っているとなると万人受けするだろうと安心感はあるので一応名前を出しておくとすれば
ボルドーのサンジュリアン村の『Chateau Lagrange シャトーラグランジュ』です。
フルボディで華やかな香りの赤ワインです。
年によって値段も様々なので買う前に調べてから購入しましょう。
ざっと見てネットで6000円~16000円くらいでした。
マロンスイーツ
食事の後の楽しみと言えば、デザートやディジェスティフ(食後酒)ですね。
そんな食後酒にも合う甘いお土産としてマロンペーストやマロングラッセはおすすめです。
日本にも進出していてモンブランで有名なANGELINAは歯磨き粉みたいなチューブに入ったマロンペーストを売っていてクラッカーやパンに乗せて食べると良いスイーツになります。
スーパーやデパートで売っているのでよく見かけます。
またマロングラッセもチョコレート屋さんやケーキ屋さんで売っていて濃厚でガツンとくる甘味が日本ではなかなか無いタイプで満足感高くておすすめです。
チョコレート
お酒にも合うスイーツ代表 チョコレートは日本でもバレンタインの時に各国から有名店が上陸しますがフランスやベルギーの店のチョコレートはまさに見た目も値段もちょっとしたジュエリーのようですよね。
以下パリの有名店をいくつか挙げておきます。
- Patrick Roger パトリックロジェ
日本ではイベントでしか見かけないかも。店舗に展示されてるチョコはモダンで芸術的 - Le Chocolat Alain Ducasseアランデュカス
ミシュラン3星シェフのチョコショップ - Pierre Herme ピエールエルメ
マカロンも有名ですがチョコも美味しい - Debauve&Gallais ドゥボーブエガレ
ナポレオンやフランス王室御用達だった店 - Hugo&Victor ユーゴエビクトール
エクレアやケーキも人気
そんなジュエリー級のチョコレートもフランスで買うと少し安いですので良かったらお世話になった方へのお礼や自分へのご褒美で買ってみてはいかがでしょう。
まとめ
お酒を飲むのが大好きな添乗員が選ぶ ちょっと偏ったおすすめ土産はいかがでしたか?
どれも美味しいのですが重いのが難点。
スーツケースは1つあたり23キロ以内を1つ (航空会社によっては2つまで)無料で預けられることが多いですが、気を抜くとあっという間に超えますのでご注意下さい。
預けた荷物は裏ではスタッフが投げてるので
ビン製品は布でくるんでビニール袋に入れたりして
スーツケース内は隙間を無くすなどしっかり詰めるよう
気を付けましょう。
せっかく旅に出るなら現地だからこそリーズナブルな美味しいものをたくさん手に入れて日本に帰ってからも旅の余韻を楽しんでいただけたらと思います!
それでは良い旅を♪