添乗員が教える!【フランス】現地で食べるべきもの!おすすめ5選

凱旋門の絵

ウキウキのフランス旅行。美術館や教会などの観光に買い物、そして食も楽しみの一つですよね。

日本でもフランス料理のレストランはたくさんありますが、特別な日に利用する少し高級な所が多くフランスで食べる日常の食事とはまた違います。

フランスらしい日常の料理を食べたいけど何を食べたらよいのかわからないなぁ。

と迷ってしまう方も多いと思います。

この記事ではお土産として持ち帰ることが出来ず、日本では同じくらい美味しいものを同じくらいの値段で見つけて食べるのが難しいからぜひ現地で食べてきた方が良いよ!というものを海外旅行添乗員をしていた食いしん坊の筆者がお伝えします。

それでは順番に見ていきましょう!

もくじ

現地で食べてきた方が良いもの

ムール貝

日本ではムール貝を1人1バケツ食べることってあまりないですよね?
あさりの酒蒸しでもみんなでシェアしながら食べたりすることも多いと思います。

フランスだけではなく特にオランダやベルギーではムール貝の消費量がとても多いです。
白ワイン蒸しやクリームソース、トマトソースにしたり、パン粉焼きにしたりしてたくさん食べます。

フランスでは「Leon de Bruxelles レオンドブリュッセル」というベルギーのムール貝専門店がチェーン展開しているムール貝料理の専門店が80店舗ほどあります。
パリでも8つ位あり、ファミリーレストランのような雰囲気で写真付きのメニューでムール貝が楽しめます。
やはりおすすめはムール貝の白ワイン蒸しを1人1つバケツで注文して付け合わせのポテトやパンを貝の出汁が染み出たスープに浸して食べることです!
ビールとワインにもばっちり。

タルタルステーキ

こちらは牛肉の赤身を挽いたり、粗みじん切りにして薬味と一緒に生のまま食べる料理です。

日本では生肉の提供に対してのルールが厳しくなったので飲食店でも出す店が少なくなり牛肉はあまり見かけません。替わりに馬肉やサーモン、マグロを使ったタルタルを食べたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

カリカリに焼いたバゲットに生肉をのせて食べるとあっさりしつつも薬味とお肉の味をダイレクトに感じて美味しいですよ。
私や私の周りではまだおなかを壊した方は聞きませんので生のお肉に抵抗のない方はぜひ♪

生ハム・サラミ

ヨーロッパの生ハムやサラミは大変美味しく日本で食べるよりずっと安く手に入るのですが個人では買って帰ることができません。日本は島国なので空港検疫が厳しく「瓶または缶に入っていて一年以上常温保存できるもの」以外の肉製品・加工品は持ち込み禁止です。たまに空港のスーツケースを受け取る到着エリアで犬がクンクンお仕事しているのを見かけます。

なので「現地で食べてきた方が良い」というよりは「現地でないと食べられないもの」ですのでぜひとも食べていただきたいです。

さらにおすすめとしてはそこそこ大きいスーパーでは必ずある加工肉売り場で切りたての生ハムやサラミを買うことです対面式で少し緊張するかもしてませんが少しの勇気でとっても美味しい体験が待ってますので挑戦してみて下さい。

  1. 場所によっては番号札をとって自分の順番を待つ。
  2. 自分の番が来たら店員さんに「ボンジュール こんにちは」と笑顔で挨拶する。
  3. 欲しいお肉の塊を指さして「60g」や「80g」といった紙に書いた欲しいグラム数の数字をみせて「シルブプレ」
    *S’il vous plait シルブプレは英語でいうプリーズで「お願いします」という意味です。
  4. 全部終えたら「メルシー ありがとう」と言ってお肉を受け取る。
  5. お肉には重さや値段のラベルが貼ってあるので、買い物を続けて他の商品と一緒にレジでお会計をする。

以上が買い方の流れです。加工肉の売り場にはフォアグラの入ったパテや他のお惣菜も売ってたり、大抵近くにチーズ売り場があるので一緒に買ってお部屋でワインとともに楽しむのもいいですね。
切りたての生ハムはパックに入っているものより香りが格段によくソフトでオリーブオイルも買ってちょっとかけたら最高ですよ。

食を存分に楽しみたい方は旅の持ち物に
果物ナイフ、フォーク、スプーン、箸、プラスチックのお皿やコップ、ワインオープナーを入れるのを忘れずに‼
(もし必要なら外国対応のケトルも)
気軽に困らずお部屋パーティが出来ますよ。

パン屋さんのパン・ペストリー

大抵の人が生活圏内に好きなパン屋を見つけているようで地元の方に人気のパン屋さんにぜひ行ってみて下さい。ホテルスタッフでもきっと教えてくれると思います。
バゲット、サンドウィッチ、クロワッサン、甘い系、チーズ系、、、店内の美味しい香りを嗅ぎながら選ぶ時間も現地でしかできない体験なのでぜひ楽しんで欲しいです。

マカロンなどのスイーツ

写真のマカロンはお土産に買う方もいますが、マカロンは作ってから時間がたつと間のクリームから上下に湿気が移ってしまって触感が変わりますし風味も落ちるのでお土産ではなく買って早めに食べる方が絶対にいいです。
またマカロンほど有名ではないですがフランスらしいスイーツがいくつかあるので挙げておくと

  • フラン
    卵多めのカスタードタルトで、もちもちしたプリンのようなケーキです。
    パン屋さんに売ってることも多いです。
  • タルトノルマンディー
    ノルマンディーのタルトということで素朴な見た目で生クリームとミルクを使っていてスライスリンゴを敷き詰めて焼くタルトです。モンサンミッシェルがあることで有名なノルマンディー地方はリンゴや乳製品の産地なのでこの名がつきます。タルトタタン(リンゴタルト)というケーキもあるがこれは乳製品は少な目でリンゴのコンポートをたくさん使うタイプ。
  • クイニーアマン
    ブルターニュ地方の塩バターをたっぷり使ったブリオッシュ生地の周りをパリッと砂糖でカラメリゼした美味しいカロリー爆弾です。パン屋さんで売っていることが多いです。
  • ルリジューズ
    大小のカスタードシュークリームをバタークリームで繋ぎとめている修道女をモチーフにしているケーキです。白いバタークリームが襟を表現しているらしくコロンとした見た目が可愛いです。

番外編 現地で食べない方が良いもの

それはパスタです。特にスパゲティは避けて下さい。

ラザニアなどはみんなが集まる時の家庭料理として作られることもありますが、それは別にしてパスタはベビーシッターが子どもに作る簡単なメニューと思われている節がありますし
もちろん全てのレストランがそうではありませんがパスタは子どもやベジタリアンの方が注文しやすいメニューがないのでとりあえずメニューに記載しているということも少なくありません。
料理人でもアルデンテなんてイタリア語は知らないのではとさえ思います。

そのため美味しいイタリアンに慣れた日本の方を満足させられるレベルのパスタにはそう簡単には出会えませんのでご注意下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはりすごく美味しいけど持ち帰れないもの、持ち帰ると美味しくないものは現地でもれなく食べてきたいですよね!
こちらに挙げたものはごく一部になりますが行く前にじっくり計画を立てて少しでもたくさんの現地ならではの食体験をしていただければと思います。

では良い旅を♪

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