今年は関東でも1月に引き続き2月も大雪の予報が出て雪がぐっと身近に感じられましたね。
都心での慣れない雪は交通に大きく影響が出てとてもやっかいです。
でも雪自体は現象として美しく、写真を撮ったり実はひそかにテンションが上がった方も多かったのではないでしょうか?
元々雪の多い町は安心して雪を楽しめる整備が整っていたり、とても寒いからこそ見られる絶景もたくさんあります。
今回この記事では
- 雪が美しく
- その場所ごとの特色ある絶景が楽しめる
- 寒くても行きたい
そんな外国の町を海外旅行の添乗員をしていた筆者がお伝えします。
訪れなくては出来ない感動体験がありますのでぜひ旅のプランニングの参考にしていただければと思います。
それでは順番に見ていきましょう!
チェコ【チェスキークルムロフ】可愛らしい街並み
チェスキークルムロフはチェコのプラハから南に180キロほどの町で、旧市街の中心をヴルタヴァ川がぐるりと曲がりながら流れていて可愛い町並みだけど動きのある特徴的な景色を作っています。
13世紀からの歴史を持つ城は増改築を繰り返しながら町を見下ろしていて、ゴツゴツとした岩肌と枯れた枝にカラフルな城の塔のコントラストが面白いです。
雪のない時期のみんな揃った赤い屋根も可愛いですが冬の雪景色もこじんまりと凝縮されてて素敵なところです。
オーストリア【ハルシュタット】美しい湖畔の村
ハルシュタットはチェコと同じく中欧にあるオーストリアの村です。
湖畔にある小さな村で一応駅があるのですが集落から湖を挟んで対岸にあるため、電車で到着すると船に乗って村まで来ることになります。
湖畔からすぐに山肌なので平らな土地が少なく山へ向かう坂に建てられた家々が狭いエリアに密集していて写真ポイントからは山と湖の自然の中の小さな集落を美しくおさめることが出来ます。
夏ももちろん美しいですが、冬の寒そうな自然の景色に包まれた小さな集落は凛としていてより美しく感じます。
またホテルのレストランでは大抵湖畔を眺められるようになっていて、暖かい室内に居ながらにして寒い美しい景色をツマミに美味しい地ビールやオーストリアワインがいただけます。
カナダ【イエローナイフ】オーロラの景色
寒いところだからこそ楽しめる現象と言えばオーロラがあります。
オーロラ鑑賞を目的とするなら北欧やカナダの他の町、アラスカ等のツアーもありますが、私はイエローナイフをおすすめします!
理由としては
- 出現率が高い(3夜連続鑑賞で見られた確率95%の年が続くこともある)
- 8月、9月の夏オーロラはそんなに寒くなく鑑賞できる(日本の関東真冬くらいの恰好でも大丈夫)
- 11月~の冬オーロラはツアーの場合ほぼフル防寒着を貸してくれるので身軽に行ける
- オーロラヴィレッジという専用施設では暖かく大きなテント内でオーロラ出現を待つこともできる
- 北欧ほど物価が高くない
- オーロラ鑑賞を大きな目的に設定してるので連泊で昼間の観光は無理に入れておらずゆっくりできる
ということが挙げられます。
日本の方に人気の観光地なので現地の方も日本人に慣れてますし、日本の若者がワーキングホリデーで働いていることもしばしば。海外旅行初心者の方にもおすすめです。
ドイツ【ノイシュバンシュタイン城】雪に包まれた城
山の中腹にポツンと佇むドイツの有名なお城、ノイシュバンシュタイン城。
森鴎外の生きた時代と同じくらいに造られた城というと驚くお客様も多かったですが本当です。
ワーグナーに陶酔し、騎士に憧れて、憧れすぎて城を作りまくったバイエルン王ルートヴィッヒ2世が19世紀後半に造った城なのです。
ドイツの南部なので冬は雪で足元が悪い中坂道を登らないと観光できません。
しかし真っ白な景色の中でポツンとあって、中の装飾はキラキラというよりギラギラとしている舞台装置のようなこの城を見ると「ルートヴィッヒ2世はどんな気持ちだったのか、人柄は、、」なんてことに思いをはせられてより深く観光できる気がしておすすめです。
冬は城へのシャトルバスは運休ですが一応馬車があるので全部を歩かなくてもお城に行くことができますよ。
スウェーデン【アイスホテル】ユッカスヤルビ村
スウェーデンにある氷でできたホテル「アイスホテル」も寒い国ならではですよね。
近くの川から毎年切り出す氷の塊を使いつつ作られるアイスルームはベッドも壁も氷でできています。
また温度管理によって一年中 氷と氷のアートを楽しめる部屋もありますよ。
写真のホテルバーはカウンターや棚も氷で、ドリンクも氷のグラスで提供してくれます。
まとめ
寒い時は家に閉じこもってぬくぬくしながらアイスを食べるのも楽しいですがコロナのこともあってそろそろこもることにも飽きてきてはいませんか?
もうすぐ本格的に解禁されるであろう旅行のためにぜひぜひ今のうちにたくさん情報収集して行先計画を練っていただけたらと思います。
きっと旅行会社もたくさんお得なお祝いプランを用意していることと思います。
それでは良い旅を♪